Saturday, March 21, 2009

ありふれた奇跡のつづき

ありふれた奇跡のおじいちゃんの発言、引き続き気になります。

「俺は空襲で家族を全員亡くして、独りで生きてきた。戦後のだまし合い、抜け駆けのし合いのような頃に用心する癖がついて、以来人に対して心を閉じてしまった。
今は世の中はよくなっているのにもかかわらず、その生き方が変えられないのは不幸だ。今はあの頃に比べればどん底じゃない。周囲の人間だって本当はやさしいんだ。」

と、そんな主旨でした。

確かにそれは納得させられる言葉でじーんとして、
「そうだ、こんなに幸せに生きているのに、どん底みたいな生き方じゃだめだ!他人を信じよう!」
なんてその気になったりもしたのですが、現代のどん底ってもっとたちが悪い面もあるような気がします。

昔のどん底は全員どん底で、なんとなく何かをやって生きていけるような道が見つけられたような。。。
今は一度転落すると、一生ネットカフェ難民のような怖さがあります。昔は経験していないので、甘いことはいえないんだと思いますが。。。

本日の東京はとてもいい天気で気持ちよいですね。

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